たった一人で組織を動かす
「新・プラットフォーム思考」
平野敦士カール 著
日本興業銀行からNTTドコモへ転職しiモード成長戦略に携わり、おサイフケイタイの発案者として世界的に有名な著者。
グーグル、マイクロソフト、ドコモ、アップルなどの成功企業が実践しているマネージメントとはを方法論、ノウハウを解説した著書。
(本文から引用)
プラットフォーム戦略とは簡単に言えば「さまざまなグループが集まる「場」「舞台」を提供し、多くの人を集め、クチコミなどによってその「場」「舞台」を拡大する」「一社だけで多くの人々のニーズに対応するのではなく、多くの企業とのアライアンス(提携)を行って、一緒にその「場」「舞台」を拡大していく」戦略。
従来の思考は、従業員を「社畜化」する経営者、それによってますます上司だけの機嫌だけを気にして働く従業員で構成された大企業ならではの大企業病ならびに「効率重視」「利益至上主義」経営。
従来の思考のままでは、企業にとって一番大切な「ヒト」のやる気を削ぎ、優秀で他でも通用する有能な人材は転職してしまい変化する市場への対応はますます遅れ、長期的には企業としての存続すら危うい状況の陥る。
と、何故いま、新・プラットフォーム思考が必要なのか、著者自らのおサイフケイタイに携わった話も含めながら、マネジメントを解説したもの。
常識が常識でなくなる時代に備え、サラリーマンは訓練が必要だと。
そして最後に問われるのは、「人間力」という。
著者の9つの行動規範に、わたくしも「人間力」向上に努めて行こうと。
0 件のコメント:
コメントを投稿